PDFを結合したいと思ったとき、まず「Adobe Acrobatをダウンロードしよう」と思う方は多いかもしれません。しかしAcrobatは安くなく、サブスクリプション料金は毎月それなりにかかります。実はMacなら、費用をかけずに結合できる方法がいくつかあり、操作もそれほど難しくありません。
方法1:Mac標準搭載の「プレビュー」でPDFを結合する
macOS標準の「プレビュー(Preview)」は、意外と見落とされがちなPDFツールです。PDFを開くだけでなく、基本的な結合操作も行えます。
手順
- プレビューで1つ目のPDFを開きます。
- メニューバーから「表示」→「サムネイル」を選び、左サイドバーにページのサムネイルを表示させます。
- 2つ目のPDFをFinderからサムネイル欄の一番下にドラッグします(注意:サムネイルリストの中にドラッグするのがポイントです。ウィンドウ中央のプレビューエリアにドラッグしても反応しません)。
- 2つのファイルのページが1つにまとまったら、「⌘ + S」で保存します。
よくある失敗ポイント
- ページの順番が正しくない場合は、サムネイル欄でページを直接ドラッグして順序を入れ替えることができます。
- 「保存」を実行すると元のファイルが上書きされます。元のファイルを残したい場合は、「別名で保存(⌘ + Shift + S)」で別の場所に保存してください。
- Finderからドラッグしても反応しない場合は、プレビューエリアではなくサムネイルリストの中にドラッグできているか確認してみてください。
プレビューの結合機能は、2〜5ファイル程度でページ数が少ない文書に向いています。10ファイル以上、それぞれ数十ページある場合は操作が煩雑になるため、他の方法を検討することをおすすめします。
方法2:Automatorでバッチ結合する(上級者向けだが無料)
Macにはもう1つ、Automatorという標準ツールがあります。シンプルな自動化フローを作成でき、繰り返しPDFを結合する作業が必要な場面に適しています。
PDF結合のAutomatorワークフローを作成する
- 「Automator」を開きます(LaunchpadまたはSpotlightで検索できます)。
- 新規「ワークフロー(Workflow)」を選択します。
- 左側のアクションライブラリで「PDFページを結合(Combine PDF Pages)」を検索し、右側のフローエリアにドラッグします。
- 続けて「Finder項目を移動(Move Finder Items)」を追加し、出力先フォルダを指定します。
- このワークフローを保存しておけば、以降はPDFをAutomatorウィンドウにドラッグするだけで実行できます。
初期設定は少し手間がかかりますが、一度作成してしまえば非常に効率的です。ただし、たまにしか結合しないのであれば、Automatorのセットアップに時間をかけるのはコスパが良くないかもしれません。
方法3:オンラインツールを使う(ソフトのインストール不要)
Macの設定を一切いじりたくない場合は、ブラウザからオンラインツールを使うのが一番手軽です。当サービスの PDF結合 ツールは完全無料で、操作もとてもシンプルです:
- PDF結合ツール を開きます。
- 「ファイルを選択」をクリックするか、複数のPDFをそのままドラッグ&ドロップします。
- ドラッグで文書の順番を調整します。
- 「PDFを結合」をクリックし、数秒後に結合されたファイルをダウンロードします。
アカウント登録もインストールも不要で、Safari・Chrome・Firefoxいずれでも動作します。人のMacを一時的に使っている場面や、ソフトをシステムに常駐させたくない場合に特に便利です。
オンラインツールが向いている場面
- 異なる場所から集めた文書を結合する場合(例:署名済みの契約書・添付書類・表紙がそれぞれ別PDFになっているとき)
- 素早く処理したい、プレビューを開いて手動でドラッグするのが面倒なとき
- ページ数が多く順番が複雑で、一度にまとめて設定してから書き出したいとき
3つの方法の比較
| 方法 | インストール不要? | 向いている場面 | 制限 |
|---|---|---|---|
| プレビュー | 不要(標準搭載) | 2〜5ファイル・ページ数が少ない | 操作が煩雑でミスしやすい |
| Automator | 不要(標準搭載) | 繰り返しのバッチ作業 | 初期設定が複雑 |
| オンライン結合ツール | 不要 | 素早い処理・任意のファイル数 | インターネット接続が必要 |
Adobe Acrobatは多機能ですが、「PDFを結合する」だけであれば、上記の3つの方法で十分対応できます。有料サブスクリプションは必要ありません。
結合以外にできること
結合後のPDFファイルが大きすぎる場合は、PDF圧縮 ツールでサイズを縮小できます。メール送信やプラットフォームへのアップロードがしやすくなります。
PDFではなく画像ファイル(スキャンデータやスクリーンショットなど)しかない場合は、まず JPGをPDFに変換 してからまとめると便利です。逆に、PDFの特定のページだけを取り出したい場合は、PDF分割 ツールでページ範囲を指定して書き出すことができます。
契約書の整理・レポートのまとめ・複数のスキャン文書の統合など、どんな用途でも PDF結合 ツールをぜひ活用してみてください。アップロード・順序調整・ダウンロードの3ステップで完了します。Adobeをインストールするよりずっと手軽です。